「21世紀のスキッツォイド・マン」 キング・クリムゾン

文字数 591文字

<タイトル>

21世紀のスキッツォイド・マン

<収録アルバム>

クリムゾン・キングの宮殿

<アーティスト>

キング・クリムゾン

<解説>

 1969年にリリースされたファースト・アルバムの、一曲目に収録されています。

 ジャンルとしては、クラシックやジャズの要素をたくみに融合させた、プログレッシブ・ロック(通称プログレ)に分類されます。

 この曲をもってプログレが産声を上げたと言える、レジェンド的マスター・ピースになります。

 いまもってプログレの代名詞と言っても、決して過言ではないでしょう。

 強烈なメッセージ性のあるリリックも特徴のひとつです。

 クラシックの三部形式の上に、ジャズなどのエッセンスが一見、しっちゃかめっちゃか、しかし不思議なことに、調和しているように感じるのですね。

 カオスのようでロウと言いますか……

 後輩に当たるバンド、ドリーム・シアターの楽曲のタイトルを借りれば、「システマティック・ケイオス」と言ったところでしょうか。

 最初こそわけわからんという感じでしたが、聴けば聴くほど、その世界観に没入していくのです。

 日本の弦楽四重奏団であるモルゴーア・クァルテットが、クラシックに逆輸入したりもしています。

 このナンバーに影響を受けたアーティストは、十や二十ではきかないでしょう。

 はじめての方はおっかなびっくりかもしれませんが、ぜひこの「ヤバさ」にひたっていただきたいです。
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