「旅路」 藤井風

文字数 647文字

<タイトル>

旅路

<アーティスト>

藤井風(ふじい かぜ)

<解説>

 テレビ朝日系列のドラマ「虹色カルテ」のテーマ曲として書き下ろされたナンバーです。

 藤井風さんについては、自分などが語る必要はないかと思います。

 Spotifyで何の気なしにかけたところ、すっかりハマってしまった次第です。

 プロフィールについて、幼少期からあらゆるジャンルの音楽を聴いて育ったとありますが、特に洋楽のオルタナティブロックの影響が強いのかなと思いました。

 オルタナティブロック、通称「オルタナ」は、日本のアーティストにも強い影響を持つジャンルで、どこか虚無的でけだるい感じのコード進行などを特徴に持ちます。

 はじめてこの「旅路」を聴いたとき、不思議とジョイ・ディヴィジョンを想起しました。

 ジョイ・ディヴィジョンはイギリスのロックバンドで、ジャンルとしてのオルタナの形成に強い影響を与えたバンドのひとつです。

 魂が抜けたようなと言っては語弊がありますが、無力感ただよう曲調の中に、そこから光を見出すような歌詞を乗せてくるところに、じわじわと侵食されるような快感を覚えます。

 メディアではポスト米津玄師さんとも呼ばれるようですが、こういう言い方はなんだかあおりっぽく聞こえて、アーティストさんに失礼な気もします。

 いずれにせよ藤井さんの楽曲には、音楽史がまるごと爆縮されているような感じがして、久しぶりに熱くなってしまいました。

 目下アプリでヘビロテ中です。

 まだ新しいことができるという事実に、なんだか感動してしまうところがあります。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み