「復讐の心は地獄のように」 モーツァルト

文字数 525文字

<タイトル>

アリア「復讐の心は地獄のように」 ~ 歌劇「魔笛」から

<作曲者>

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト

<おすすめCD>

クリスティーナ・ドイテコム(ソプラノ)

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

サー・ゲオルグ・ショルティ(指揮)

デッカ(レーベル)

<解説>

 ご存じ、通称「夜の女王のアリア」です。

 娘に過酷な命令を下しておいて、「やらなければ、お前は私の娘ではない!」などと、ムチャクチャなことを言う夜の女王。

 現代でいう、毒親でしょうか?

 おすすめはドイテコムさんというソプラノですが、とにかくすさまじい。

 氷のナイフで(えぐ)るような、(するど)い歌唱です。

 ソプラノ声域の超絶技巧を、特に「コロラトゥーラ」と呼んだりしまが、この人の場合、聴いていて鼓膜(こまく)(やぶ)けるのではないかとさえ、思ってしまいます。

 ところでこのオペラでは、夜の女王の出番が、あまりにも少ないのです。

 このアリアを含めて、2曲しか持ち歌がありません。

 それでも、この存在感。

 「モーツァルトのオペラに端役(はやく)なし」といわれますが、そのとおりかもしれません。
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