「ウィリアム・テル」 ロッシーニ

文字数 672文字

<タイトル>

歌劇「ウィリアム・テル」

<作曲者>

ジョアキーノ・ロッシーニ

<おすすめ盤>

リッカルド・シャイー(指揮)

ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団ほか

<解説>

 序曲の終わりの部分が有名な「スイス軍の行進」になります。

 スタンリー・キューブリック監督の映画「時計仕掛けのオレンジ」でも大胆にアレンジされたアレですね。

 しかし、ここだけが知られているのはもったいないくらいの名作オペラです。

 ロッシーニの最後のオペラで、「オペラ・セリア」という、真面目な内容のジャンルになります。

 あらすじは弓矢の名手ウィリアム・テルが、悪徳代官を黙らせるため、息子の頭の上に乗せたリンゴを射抜くという、こちらも有名な台本になります。

 基本的に「オペラ・ブッファ」、つまり滑稽な内容のオペラをたくさん書いた彼ですが、キャリアの最後にこれとは興味深いものがあります。

 渋い感じですが、スルメのようで聴きごたえは抜群です。

 ただし、長いです(汗)

 モーツァルトの再来と称賛されたほどの天才ロッシーニでしたが、いっぽうで同業者から嫉妬され、作品の公演もたびたび妨害されたりしました。

 人生の前半を音楽家として過ごし、たっぷりお金を稼いで早々に引退し、残りの人生は家業の肉屋を継承しました。

 料理の研究もしたので、「ロッシーニ風」と言えば聞いたことがあるかと思います。

 「FIRE」という単語をよく見かけますが、彼はそれを先取りしていたようにも見えますね。

 自分には無理ゲーです(汗)

 上述のように大作ですが、序曲だけではなく、秋の夜長に挑んでみるのも悪くはありません。
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