「恐怖の大王」 人間椅子

文字数 462文字

<タイトル>

恐怖の大王

<収録アルバム>

怪談 そして死とエロス

<アーティスト>

人間椅子

<解説>

 人間椅子の19枚目になるスタジオ・アルバム「怪談 そして死とエロス」のトラック1に収録。

 アルバム自体が文明批判色の強いものですが、1曲目に来るこの「恐怖の大王」は、まさにその象徴であるかのように感じます。

 某暗黒卿のテーマを思わせる戦慄――和嶋さんのお好きなラヴクラフトの世界観もかいま見えます。

 よい意味でお説教くさい歌詞ですが、われわれはその意味するところをしっかりと考えたいところです(わたしの文章もお説教くさいですね 汗)

 中間部のギター・ソロの凶悪性は、人間椅子のナンバーの中でも随一といえるでしょう。

 脳髄をマッサージされるような陶酔感(夢野久作っぽい表現ですが)を得られことうけあいです。

 公式のミュージック・ビデオの内容はまるでB級映画(よい意味で)ですが、これがマッチするから不思議です。

 笑ってしまうかもしれませんが、本人たちは大真面目(のはず)です。
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