「ワルキューレの騎行」 ワーグナー

文字数 810文字

<タイトル>

ワルキューレの騎行(きこう) ~ 楽劇「ワルキューレ」から

<作曲者>

リヒャルト・ワーグナー

<おすすめCD>

ズービン・メータ(指揮)

ニューヨーク・フィルハーモニック

<解説>

 特に説明の必要はないかもしれません。

 クラシックの定番曲の一つですね。

 英語でいうと「ヴァルキリー・ライド」、中二っぽいかもです(汗)

 フランシス・フォード・コッポラ監督の映画「地獄の黙示録」で使用された曲として有名であり、漫画「こち亀」では爆竜大佐のテーマ曲、やはり漫画でアニメ化もされた「ハーメルンのバイオリン弾き」では、妖鳳王サイザーが「ワルキューレ」を呼び出すときに吹いていました。

 個人的にはゲーム「極上パロディウス」のモアイ戦艦のテーマ、またNHKのCGアニメ番組「音楽ファンタジーゆめ」でも素敵なアレンジがありました。

 理屈抜きで興奮してしまうナンバーです。

 原作であるワーグナーのオペラでは、ワルキューレの登場シーンで使用されています。

 「ホヨトーホー」という、ドイツ語としては下品なかけ声をあえて使い、ワルキューレの存在感を際立たせることに成功しています。

 「ワルキューレ」を含む楽劇4部作「ニーベルングの指輪」は、すべてのファンタジーの原点といえる作品です。

 いまとなっては当たり前な演出を考えたワーグナーはすごいですね。

 また、彼が考案した「ライト・モチーフ」は、登場人物ごとにテーマ曲があるという、やはりいまでは当たり前の演出のさきがけでもあります。

 ファンタジーを書きたい方にとり、「指輪」は古典となるでしょう。

 「音楽は長い!」という方は、音楽の友社から刊行されている高辻知義さんの訳がおすすめです。

 メータさんのCDはハイライト盤なので、手に取りやすいと思います。

 ワーグナー入門がこれでしたので、推薦しておきます。
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