「ドナ・リー」 ジャコ・パストリアス

文字数 703文字

<タイトル>

ドナ・リー

<収録アルバム>

ジャコ・パストリアスの肖像

<アーティスト>

ジャコ・パストリアス

<解説>

 ジャコ・パストリアスはアメリカのベーシストで、パット・メセニーやウェザー・リポートなどのプロジェクトに参加していることで知られています。

 いわゆる天才肌だったようで、後年には精神を病んだり、路上生活を強いられたりしています。

 その死因については、いまだに物議(ぶつぎ)があるとか。

 ベースという楽器の可能性を拡張したとして、他のジャンルからも畏敬(いけい)の念を持たれていますし、その創造性やテクニックなどから、ベース界のレジェンドとなっています。

 今回紹介させていただく「ドナ・リー」は、彼のファースト・ソロ・アルバムである「ジャコ・パストリアスの肖像」の一曲目に来るものですが、どこかおどけた曲調ながら、ジャコが持つ桁外(けたはず)れインスピレーションと、すさまじい超絶技巧(ちょうぜつぎこう)垣間見(かいまみ)える傑作(けっさく)です。

 ゲームの「MOTHER 2」をプレイしたことがある方は、劇中の音楽にそっくりだとうなるでしょう。

 ゲーム音楽にまで影響を与えるとは、ジャコ、すごすぎます(汗)

 ベースでここまでできるのかと、ため息が出るばかりです。

 ほとんど裏方であるベースを、主役にしたのですから。

 いつ、どんなときでも、天才というのは存在しうるのですね。

 はあ……

 スルメのような感覚で、聴けば聴くほどに味が出てきます。

 ジャズはよくわからないという方にも、このナンバーは聴いてほしいですね。
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