「あやかしの鼓」 人間椅子

文字数 393文字

<タイトル>

あやかしの(つづみ)

<収録アルバム>

人間失格

<アーティスト>

人間椅子

<解説>

 人間椅子の記念すべき第1アルバムから。

 江戸川乱歩が生涯否定し続けた夢野久作の問題作「あやかしの鼓」を、独自の世界観に落とし込んだ名曲です。

 西洋発祥であるロックのイディオムを、日本の祭囃子(まつりばやし)のリズムにアウトプットするというはなれ技が最大のポイントでしょう。

 あやかしどもの(うたげ)が眼前に広がるかのようです。

 収録中、マイクが正体不明の声を拾うという怪奇現象が起こったことでも知られています。

 栴檀(せんだん)双葉(ふたば)より(かんば)しというか、現在の成功はバンドの確かな実力に裏打ちされているのではないでしょうか。

 「文芸ロック」というくくりだけで表わせないものを、このバンドは持っていると思います。
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