「セビリアの理髪師」 ロッシーニ

文字数 668文字

<タイトル>

歌劇「セビリアの理髪師」

<作曲者>

ジョアキーノ・ロッシーニ

<おすすめCD>

クラウディオ・アバド(指揮)
ロンドン交響楽団
ドイツ・グラモフォン(レーベル)

<解説>

 ロッシーニの誕生日は2月29日、うるう日の生まれです。

 ファンの方には特別感があるようで、ヨーロッパでは彼の誕生日に合わせてコンサートなどが催されるそうです。

 「セビリアの理髪師」はモーツァルトの「フィガロの結婚」と同じく、フランスの劇作家ボーマルシェの戯曲(ぎきょく)が原作です。

 「セビリア」は「フィガロ」の前日談になります。

 内容は「町のなんでも屋」こと主人公のフィガロが巻き起こすドタバタを通して、当時の社会情勢を皮肉ったものです。

 序曲が特に有名ですが、フィガロのアリア「俺は町のなんでも屋」をはじめ、とにかく楽しいオペラです。

 イタリア人の音楽は明るくていいですね。

 わたしの小説は暗すぎます(また言ってるし!)

 聴いていると、とにかくうきうきしてしまいますので、通勤のBGMなどにもおすすめです。

 挙げたCDは、故クラウディオ・アバドが若かりしころ、ロンドン響を振った有名な録音です。

 同郷の作曲家にはやはり、特別感があったのではないでしょうか。

 ロッシーニの魅力をあますところなく伝えようという、若きアバドの意欲が感じ取られ、なんだかほっこりとしてしまいます。

 アバドによるロッシーニ・オペラ録音の廉価ボックスも存在し、そちらもたいへんすばらしいので、おすすめです。
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