「ピアノ協奏曲 第2番」 バルトーク

文字数 646文字

<タイトル>

ピアノ協奏曲 第2番

<作曲者>

ベラ・バルトーク

<おすすめ盤>

イェネ・ヤンドー(ピアノ)

ハンガリー放送交響楽団

アンドラーシュ・リゲティ(指揮)

ナクソス(レーベル)

<解説>

 ハンガリーの作曲家バルトークの、3曲あるピアノ協奏曲(第3番は絶筆)の第2番です。

 とにかく蛮性をきかせまくった晦渋な音楽ばかり書くイメージのバルトーク先生ですが、この曲は打って変わってというか明るい曲調です。

 要所要所で邪悪になりますが(汗)

 自分は特に第1楽章が好きで、ここだけを取り出してかけることもあります。

 ピアノのロールに導かれ、金管のコラール(教会のオルガンの旋律を模したものだとでも思ってください)が高らかに響きわたる部分が圧巻です。

 続いてやはり金管が「ふぁっふぁ、ふぁっふぁ」と、ドラクエのラスボスを思わせる伴奏を刻みます。

 すぎやまこういちさんは、クラシックからのエッセンスをふんだんに取り入れている方ですから、もしかしてここもなどと考えてしまいます。

 バルトークの作品としては珍しく(と言っては失礼ですが)、朝から聴くとさわやかな気分になれる一曲です。

 おすすめは同郷のピアニストで大学の音楽教授であるヤンドーさんの録音です。

 アカデミズムの人だからと言っては何ですが、気をてらわないところが安定感を生んで逆によい感じです。

 なんだかスルメなんですよね、ヤンドーさんの演奏って。

 朝からクラシックを聴きたい、でもちょっぴり刺激が欲しいという方はぜひ。

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