「黒鍵のエチュード」 ショパン

文字数 590文字

<タイトル>

練習曲集 作品10より 第5番 変ト長調 「黒鍵(こっけん)

<作曲者>

フレデリック・ショパン

<おすすめCD>

中村紘子(なかむら ひろこ)(ピアノ)

SONY(レーベル)

<解説>

 ショパンの練習曲=エチュードから「黒鍵(こっけん)」をご紹介します。

 子どものころ「ショパンが聴きたい!」と、なけなしのおこづかいで購入したのが、中村紘子(なかむら ひろこ)さんのショパン・アルバムでした。

 当初は「黒鍵」の意味がわからず、「『クロカギ』って、何のことだろう?」と、うんうんうなっていました(汗)

 作曲者ショパンが名づけたわけではなく、出版社が購買を促進するため、楽譜に副題としてそえたようです。

 「ピアノの『黒鍵』をたくさん使うから」とは、ちょっと安易な気もしますが。

 短い曲なので、あっという間に終わってしまいます。

 しかし、その幸福度といったら……

 お子さんが自分の部屋で、わちゃわちゃとはしゃいでいるような、楽しいことこの上ない音楽です。

 中村さんの訃報(ふほう)を受けたときは、本当にショックでした。

 大御所なのに同業者にもずけずけものを言ったり、気取らない姿勢が好きでした。

 推薦したアルバムは現在は廃盤になっている可能性がありますが、大切な一枚ということでどうかお許しください。
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