「ピーターと狼」 プロコフィエフ

文字数 613文字

<タイトル>

ピーターと狼

<作曲者>

セルゲイ・プロコフィエフ

<おすすめ盤>

レナード・バーンスタイン(指揮・ナレーション)

ニューヨーク・フィルハーモニック

<解説>

 旧ソ連の作曲家プロコフィエフが子どものために作曲したもので、ナレーターと小編成のオーケストラのために書かれています。

 クラシック音楽の中でもポピュラーな作品に分類され、1946年にはウォルト・ディズニーによってアニメーション映画化されています。

 少年ピーターが巻き起こすドタバタ劇の物語を、ナレーションと音楽によって順番に進行する形式になっています。

 冒頭で奏でられる「ある朝早く」が特に有名で、テレビのCMなどでも使用されていたことがありました。

 いかにも「朝だな」という感じの曲ですが、コード進行はあいかわらずのプロコフィエフ節に聞こえます。

 プロコフィエフは感性でこういう不思議な和声を思いつく人だったようです。

 「アヒルと小鳥の言い争い」や「狼が出現するシーン」などが、たくみな管弦楽によって描写されます。

 まるで情景が浮かんでくるかのようですね。

 「オチ」の表現もすばらしいです。

 おすすめはアメリカの指揮者バースタインが、自分でナレーションもこなした名盤です。

 レニーが子どもたちに語りかけているように感じ、なんだかほっこりとしてしまいます。

 ナレーションを含めても20分程度で終わってしまう楽曲ですし、ちょっとうきうきしたいときには最適かもしれません。
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