「威風堂々」 エルガー

文字数 786文字

<タイトル>

行進曲「威風堂々」 作品39

<作曲者>

エドワード・エルガー

<おすすめ音源>(第1番 ニ長調)

ジュゼッペ・シノーポリ(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団

https://www.youtube.com/watch?v=6S1NqCq1hyA

https://open.spotify.com/intl-ja/track/2T4hSF9ltlupv8MWcXNW4q?si=315e53823faa4964

<解説>

 イギリスの作曲家エルガーの手になる行進曲で、全部で6曲あるうち、第1番が特に有名です。

 正確には彼が完成させたのは第5番までであり、残る第6番は未完に終わっていて、アンソニー・ペインという人がのちに補筆・完成しています。

 中間部のメロディには格別の人気があり、本国イギリスでは「希望と栄光の国」と呼ばれ、BBCプロムスというコンサートでは合唱つきで演奏されることもあります。

 また、イギリス国歌「ゴッド・セイブ・ザ・キング」(神よ国王を守りたまえ)に対し、「第2のイギリス国歌」とも呼称されます。

 タイトルの「威風堂々」は当然日本語訳ですが、原題である「パンプ・アンド・サーカムスタンス」(pomp and circumstance)は、もともとはウィリアム・シェイクスピアの戯曲「オセロ」に登場する一節です。

 ある種の皮肉とも取れるセリフからの引用になりますが、「威風堂々」はかなりの意訳ながら名訳としてたたえられています。

 それはともかく、とにかくかっこいい名曲には違いないので、いつものことながら楽しむのが一番と言いたいところです。

 おすすめするのはイタリアの指揮者シノーポリの録音で、いかにもゴージャスな演奏に興奮を禁じえません。

 ほかにも名盤はいくらでも存在するので、例によって手に取りやすいものをどうぞ。

 聴けば奮い立つことうけあいの名曲です。
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