「トリッチ・トラッチ・ポルカ」 ヨハン・シュトラウス2世

文字数 757文字

<タイトル>

トリッチ・トラッチ・ポルカ 作品214

<作曲者>

ヨハン・シュトラウス2世

<おすすめ盤>

ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

<解説>

 オーストリア・ウィーンの作曲家ヨハン・シュトラウス2世、通称「ワルツ王」の作品で、1858年に書かれました。

 日本ではテレビのCMなどでよくかかっていますし、ゲーム音楽などにもアレンジされ、とても有名なナンバーだと思います。

 もともとは合唱がついていたので、ウィーン少年合唱団のレパートリーにもなっています。

 タイトルの「トリッチ・トラッチ」とは、井戸端会議などでうわさ話をひそひそとしゃべりあう様子を表す、一種のスラングのようです。

 いつの時代にもゴシップには需要があるようで、ヨハン2世の当時には同名の雑誌まで存在しました。

 いまでいう週刊〇〇でしょうか。

 ヨハン2世もまた、街角で「トリッチ・トラッチ」を耳にする機会も少なくありませんでしたから、自分が作曲したポルカへ皮肉的にこの名を冠したようです。

 ちなみにポルカとは、2拍子系の舞曲、要するにダンスのことですね。

 個人的にはシューティングゲーム「極上パロディウス」の3面のBGMがこれだったので、子どものころから大好きな一曲となっています。

 おすすめ盤にも指定したカラヤンのCDをむさぼり聴いておりました。

 先生の録音は複数あるはずですが、さすがにはずれはないかと思います。

 きびきびとして、かつゴージャスな名盤になります。

 クラシック音楽としてはスピードチューンの部類に入るでしょうし、ドライブミュージックとしてもよいかと思います。

 聴いていると確かに「ペチャクチャ感」がして、ある意味でホラーな音楽とも言えそうです。

 動画サイトやアプリなどで探してみてはいかがでしょうか。
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