「ウェイト・アンド・ブリード」 スリップノット

文字数 742文字

<タイトル>

ウェイト・アンド・ブリード

<収録アルバム>

スリップノット

<アーティスト>

スリップノット

<解説>

 1995年にアイオワ州デモインで結成された覆面メタルバンド・スリップノットのデビューアルバムからの一曲です。

 アルバム自体はプログレに見られるようなコンセプト性が与えられており、この「ウェイト・アンド・ブリード」はちょうどその中核に位置づけられるナンバーになっています。

 スリップノットはメタルをベースにヒップホップやグランジなど、さまざなジャンルをミクスチャーさせたスタイルが、デビュー当時からとても斬新に感じました。

 自分は学生で、洋楽を聴きあさっていた時期でしたから、このアルバムもすりきれるほどヘビロテした記憶あります。

 今回これを書くために聴きなおしたのですが、いまもってその衝撃は失われていないと思います。

 ヴォーカルはデスヴォイスとメロディアスな歌い方を絶妙に使い分けており、基本的にデス系が苦手な自分でもハマることができました。

 ニルヴァーナ、というかカート・コバーンからの影響がかいま見えるのも興味深いですね。

 ある音楽雑誌によると、スリップノットはこのデビューアルバムのみが「メタル」であり、二枚目からは「モダン・ヘヴィネス」に転じたということです。

 ロックもそうですが、メタルの定義は難しいですね。

 サウンドがなのか、考え方がなのか……

 そういえば映画「バイオハザード」の第1作を劇場で鑑賞したとき、エンドロールにスリップノットが使われていてびっくりしました。

 バンドもですが、バイオハザードもすっかりメジャーになったものです。

 時間の経過にはこういう面白さもあるのですね。

 デスヴォイスが苦手な方は多いと思いますが、一度耳にしてみるのはいかがでしょう。
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