「君が欲しい」 サティ

文字数 660文字

<タイトル>

君が欲しい

<フランス語原題>

Je te veux(ジュ・トゥ・ヴ)

<作曲者>

エリック・サティ

<おすすめ盤>

アルド・チッコリーニ(ピアノ)

<解説>

 フランスの作曲家サティの代表曲のひとつで、本来は歌詞のあるシャンソンというジャンルの音楽になります。

 のちにサティ自身がピアノ独奏版にアレンジし、いまではこちらのほうが有名です。

 テレビのCMなどにも使用され、またゲーム音楽にもアレンジされたりしておりますので、どこかで聴いたことがあるかもしれません。

 個人的にはシューティングゲーム「実況おしゃべりパロディウス」リメイク版での編曲がお気に入りです。

 以前も書きましたが、サティはサロン音楽というものを構想した立役者です。

 貴族のBGMに過ぎなかった音楽は、古典派にいたって積極的に鑑賞する対象になりましたが、サティはそれを再びBGMという形式に戻したともいうことができます。

 それが現在にも通底しているのですから、何が功を奏するかなどわからないものですね。

 おかたい話になりましたが、とにかく聴き流せる感じの音楽、しかしうっとりとすることうけあいです。

 これを書くために調べていたところ、アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」にも使用されていたのですね。

 ハルヒはかなりクラシックが使われているので、勉強がてら見てみたいです。

 おすすめはサティの全集を録音しているチッコリーニのものを挙げてみましたが、例によって動画サイトや音楽アプリなどにも、たくさん音源があると思います。

 憩いの時間などに聴いてみてはいかがでしょうか。
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