交響曲 第7番 「レニングラード」 ショスタコーヴィチ

文字数 641文字

<タイトル>

交響曲 第7番 ハ長調 作品60 「レニングラード」

<作曲者>

ドミトリー・ショスタコーヴィチ

<おすすめCD>

ヴァシリー・ペトレンコ(指揮)

ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニック管弦楽団

NAXOS(レーベル)

<解説>

 旧ソ連の作曲家ショスタコーヴィチの、全部で15曲ある交響曲の中でも、スケールの大きさ、内容のぶっ飛び具合などで、異彩を放つ一曲です。

 とにかく疲れますが、一度は全曲とおして聴きいところです。

 有名なのは第1楽章でしょう。

 旧ソ連軍とナチスドイツ軍による、レニングラード攻防戦の様子が描写されますが、中間部ではラヴェルの「ボレロ」よろしく、2台のスネアドラムのリズムに乗って、ひたすら同じフレーズが繰り返されます。

 昔のCMですが、シュワちゃんがこのメロディに乗せて、「チチンプイプイ!」と歌っていたのが印象的でした。

 シュワちゃんはオーストリア出身ですが、この主題の元ネタも、オーストリアの作曲家フランツ・レハールのオペレッタから来ているといわれますし、奇妙な一致です。

 アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」でも使用されていた部分です。

 作曲された当時の社会事情はともかく、現代のわれわれにとり、楽しめる音楽といえます。

 ガンガン鳴らしてスカッとできるナンバーですね。

 紹介したペトレンコさんのCDは全集になっており、廉価で手に入るので、この際まとめてショスタコにひたるのもよろしいかと。
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