「ペール・ギュント」 グリーグ

文字数 917文字

<タイトル>

劇音楽「ペール・ギュント」 作品23

<作曲者>

エドヴァルド・グリーグ

<おすすめ盤>

ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

https://open.spotify.com/intl-ja/album/6xrMn3oTANwvof2YB6cBcm?si=pBAclFTyTB6U1QMiK_ty_A

(組曲版)



ネーメ・ヤルヴィ(指揮)
エーテボリ交響楽団ほか

https://open.spotify.com/intl-ja/album/6Wg6lJX2OA5kF0oEIN0EUK?si=yo3kNUWPTk6-3z7DfprnXA

(全曲版・管弦楽作品全集)

<解説>

 ノルウェーの作曲家グリーグの代表作のひとつです。

 たとえば「朝」は誰もが知っている名曲ですし、「山の魔王の宮殿で」もさまざまに使用・アレンジされています。

 そもそも「ペール・ギュント」とは、同じくノルウェーの文豪イプセンの劇に登場する主人公の名前であり、この劇を上演するに当たり、イプセン自身が伴奏の音楽をグリーグに依頼したという経緯を持ちます。

 全部で26曲ありますが、その長さからコンサートには向かないため、ほぼオーケストラのみで演奏される8曲が選ばれ、それぞれ4曲ずつ「第1組曲」と「第2組曲」にまとめられました。

 基本的にこの組曲版を聴いていれば大丈夫だとは思いますが、気に入った方は全曲版にチャレンジされるとよいでしょう。

 「オーゼの死」や「ソルヴェイグの歌」など、ほかにも素敵なナンバーがめじろ押しになっております。

 おすすめしたのはこの曲のファーストコンタクトにはピッタリであろうカラヤンの組曲版と、ネーメ・ヤルヴィ(パーヴォ・ヤルヴィのお父さん)による全曲版です。

 カラヤン先生はさすがの極まり具合ですので、最初の一枚としてはまさに推薦できます。

 パパ・ヤルヴィの全曲版は、「ソルヴェイグの歌」でのバーバラ・ボニーさんのソプラノがチャーミングで聴きものです。

 メロディ・メーカーなグリーグだけに有名曲が多く、組曲版ならそれほど時間も長くありませんので、ゆっくりと音楽でも聴きたいと思ったときなどにいかがでしょうか。
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