「交響曲 第7番」 ベートーヴェン

文字数 665文字

<タイトル>

交響曲 第7番 イ長調 作品92

<作曲者>

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン

<おすすめ盤>

カルロス・クライバー(指揮)

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

<解説>

 ベートーヴェンの7番目になる交響曲で、ドラマ版の「のだめカンタービレ」で大胆に使用され、クラシックファンのみならず、一般向けにも知られるようになった感があります。

 全4楽章が特有のリズムで構成されており、リストやワーグナーがその点を称賛していますが、いっぽうでウェーバーやワインガルトナーなどは批判していたようです。

 新しい試みに毀誉褒貶があるのは、いつの時代でも同じなのですね。

 とにかく聴いていてウキウキしてしまう音楽ですし、どの楽章もさまざまな場面で耳にしたことがあると思います。

 第2楽章は荘厳な緩徐楽章ですが、えぐられるようにジーンと来る聴きごたえです。

 映画「英国王のスピーチ」のスピーチシーンでも使用されていました。

 第1&4楽章は特に、自分は聴くたびに「のだめ」の思い出がよみがえります。

 おすすめしたのはカルロス・クライバーの有名な録音で、第5番「運命」とカップリングされています。

 昔はドライな感触が苦手な音源だったのですが、最近はお菓子を食べるような感覚を得るようになってきて、楽しめるようになってきました。

 長生きの妙味と言ったところでしょうか。

 ほかにも名演は山のようにあるので、動画サイトや音楽アプリで探してみるのがよいかもしれません。

 この曲のような側面があるところも、ベートーヴェン先生が愛されるゆえんではないでしょうか。
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