「フリーウィル」　ラッシュ

＜タイトル＞

フリーウィル

＜収録アルバム＞

パーマネント・ウェイヴス

＜アーティスト＞

ラッシュ

＜解説＞

　カナダのスリーピース・ロックバンドであり、同国における国民的なアーティストとして知られているラッシュのナンバーです。

　デビュー当時はレッド・ツェッペリンの全盛期であり、はじめは同バンドから強い影響を受けた楽曲作りをしていました。

　次第にイエスやキング・クリムゾンなど、プログレッシブの影響も受けてその要素を取りこんでいきます。

　今回紹介するアルバム「パーマネント・ウェイヴス」は、プログレに触発され一度難解になったところから、ポップ路線へシフトを変更した一枚になります。

　このあたりから、ラッシュのオリジナリティがだんだんと確立されていく流れです。

　バンドのメンバーはもともと、ヘミングウェイなどの文学作品を愛好していましたから、歌詞の内容にもそれらの文学性が落としこまれています。

　「フリーウィル」は３分ほどの短いナンバーですが、「選ばぬことも選択のうち」など哲学的なリリックが登場し興味深いです。

　とてもキャッチーであることもさることながら、いろいろと仕掛けがしてあって、あっという間に聴けてしまいます。

　個人的にはカラオケに行ったときによく歌っています。

　ラッシュは北米におけるロックを形作ったともいえるバンドのひとつで、カナダやアメリカのアーティストの多くはラッシュからの影響を受けているようです。

　ドライブミュージックとしても適していると思いますので、音楽アプリや動画サイトなどであさってみてはいかがでしょうか。