「幽霊列車」 人間椅子

文字数 529文字

<タイトル>

幽霊列車

<収録アルバム>

二十世紀葬送曲

<アーティスト>

人間椅子

<解説>

 ときおり、心の中にもやもやが出たとき、無性(むしょう)にドライブをしたくなります。

 そんなとき、この「幽霊列車」はとてもマッチします。

 そもそも人間椅子は、ギター&ヴォーカルの和嶋慎治さんと、ベース&ヴォーカルの鈴木研一さんを中心に結成されたバンドです。

 お二人とも、青森県は津軽地方のご出身でいらっしゃいます。

 この曲はどこか、「故郷」への強い愛情、そこから発生する懐かしみなど、深い郷愁(きょうしゅう)の念が、伝わってくる気がします。

 さらにそれは、人間が「心のふるさと」を探し求めることに、そっとよりそってくれているように、拡大解釈かもしれませんが、思ってしまいます。

 あるべき場所へ、「さあ、帰るよ」と、言ってくれているような……

 聴いていると、不安な気持ちが消えて、自分を取り戻すことができます。

 列車が走る「ガタン、ゴトン」という響きを、当時のドラムだった後藤マスヒロさんが、極限まで再現しようとしているように聞こえ、圧巻の一言です。

 幻想的な歌詞や世界観は、人間椅子独自の表現になっております。
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