第8話:ドキドキ初デート(その8)
文字数 692文字
その夜、いつものように残業を終え、帰宅すると時刻は夜の10時を回っていた。
夕飯を食べようと、お茶を沸かそうとした時、携帯の音が突然鳴り始める。
あわててカバンから取り出すと、西森からのメールだった。
「に、西森!?」
プラネタリウムの返事だろうか?
そう思うと、スマホを握る手が震える。
やっぱり模試の試験勉強のため、外出は無理なのか・・・。
それとも、昼間の数時間なら出かけても大丈夫なのか・・・。
こんなにメールの返事を見るのに緊張したこと無いぐらい心臓をドキドキさせながら、西森からのメールを開封した。
すると・・・
『夕方の5時までに帰宅できるのであれば、プラネタリムに行ってもいいです』
という文章が。
「行ってもいいです・・・」
思わず口に出して、メールの文章を読んでしまっていた。
やった・・・
やった・・・やったーっ!
西森がOKしてくれたーっ!
うれしさと緊張がほどけたせいか、おれはベッドに仰向けのまま倒れ込んだ。
「西森と初デートだ!」
模試があるからあまり無理はさせられないけど、限られた時間で、西森を思いっきり楽しませてやろう!
ドライブして、2人で食事して、プラネタリウムで星の話をして・・・。
デートのことを想像すると、妄想が止まらなくて、顔がにやけっぱなしだ。
そして再びメールに目をやると、見落としていた文章が。
『追伸:学校でも言いましたが、プラネタリウムに興味があるだけですよ!』
ハイ、分かっています。
西森は、おれとデートがしたいんじゃなくて、プラネタリウムで星のお勉強がしたいんですよね。
分かっています。
でも、それでもいいんです。
おれは西森と一緒に出かけられたら、それだけで幸せですから。
夕飯を食べようと、お茶を沸かそうとした時、携帯の音が突然鳴り始める。
あわててカバンから取り出すと、西森からのメールだった。
「に、西森!?」
プラネタリウムの返事だろうか?
そう思うと、スマホを握る手が震える。
やっぱり模試の試験勉強のため、外出は無理なのか・・・。
それとも、昼間の数時間なら出かけても大丈夫なのか・・・。
こんなにメールの返事を見るのに緊張したこと無いぐらい心臓をドキドキさせながら、西森からのメールを開封した。
すると・・・
『夕方の5時までに帰宅できるのであれば、プラネタリムに行ってもいいです』
という文章が。
「行ってもいいです・・・」
思わず口に出して、メールの文章を読んでしまっていた。
やった・・・
やった・・・やったーっ!
西森がOKしてくれたーっ!
うれしさと緊張がほどけたせいか、おれはベッドに仰向けのまま倒れ込んだ。
「西森と初デートだ!」
模試があるからあまり無理はさせられないけど、限られた時間で、西森を思いっきり楽しませてやろう!
ドライブして、2人で食事して、プラネタリウムで星の話をして・・・。
デートのことを想像すると、妄想が止まらなくて、顔がにやけっぱなしだ。
そして再びメールに目をやると、見落としていた文章が。
『追伸:学校でも言いましたが、プラネタリウムに興味があるだけですよ!』
ハイ、分かっています。
西森は、おれとデートがしたいんじゃなくて、プラネタリウムで星のお勉強がしたいんですよね。
分かっています。
でも、それでもいいんです。
おれは西森と一緒に出かけられたら、それだけで幸せですから。