第28話:トキメキ文化祭
文字数 619文字
「お化け屋敷?」
文化祭の出し物の定番といえる『お化け屋敷』。
カップルのデートの定番でもある『お化け屋敷』。
おれと西森が学生同士だったら、間違いなく『お化け屋敷』に入るだろう。
怖がる西森を、おれが抱きしめるというシチュエーションが頭に浮かぶが、さすがに学校では『先生と生徒』という立場上、堂々とは出来ない。
おれは誘ってくれた男子に、
「ごめん、今ちょっとお客さんを案内してるから・・・」
と断ろうとすると、横から水野君が、
「へー、面白そう。
うちの文化祭、来月なんですけど、クラスでお化け屋敷の出し物やることになったから、参考にしたいかも」
と言って目を輝かせている。
ううっ・・・
気乗りはしないが、水野君がそう言うのなら、行かざるをえないだろう・・・。
「じゃあ、行こうか。
西森は『お化け屋敷』平気?」
西森に聞くと、西森は、
「お化け屋敷・・・
あまり私、入ったことがないんですけど、怖いんですか?」
と答える。
ああっ!
お化け屋敷、初体験とは!!
これは絶対、お化けに驚いて彼氏に抱きつく、というシチュエーションが見えてしまった!!
どうしよう、どうしたらいいんだ!?
と一人悶々と悩んでいると、水野君が、
「じゃあ、行きましょう♪」
と、お化け屋敷に向かってスタスタと歩き始めたので、もはやどうすることもできなかった。
ええい!
こうなったら仕方ない!
西森が抱きついたとしても、「これは不慮の事故」だと言い切るしかない!
そんな気持ちを抱えながら、お化け屋敷に向かった。
文化祭の出し物の定番といえる『お化け屋敷』。
カップルのデートの定番でもある『お化け屋敷』。
おれと西森が学生同士だったら、間違いなく『お化け屋敷』に入るだろう。
怖がる西森を、おれが抱きしめるというシチュエーションが頭に浮かぶが、さすがに学校では『先生と生徒』という立場上、堂々とは出来ない。
おれは誘ってくれた男子に、
「ごめん、今ちょっとお客さんを案内してるから・・・」
と断ろうとすると、横から水野君が、
「へー、面白そう。
うちの文化祭、来月なんですけど、クラスでお化け屋敷の出し物やることになったから、参考にしたいかも」
と言って目を輝かせている。
ううっ・・・
気乗りはしないが、水野君がそう言うのなら、行かざるをえないだろう・・・。
「じゃあ、行こうか。
西森は『お化け屋敷』平気?」
西森に聞くと、西森は、
「お化け屋敷・・・
あまり私、入ったことがないんですけど、怖いんですか?」
と答える。
ああっ!
お化け屋敷、初体験とは!!
これは絶対、お化けに驚いて彼氏に抱きつく、というシチュエーションが見えてしまった!!
どうしよう、どうしたらいいんだ!?
と一人悶々と悩んでいると、水野君が、
「じゃあ、行きましょう♪」
と、お化け屋敷に向かってスタスタと歩き始めたので、もはやどうすることもできなかった。
ええい!
こうなったら仕方ない!
西森が抱きついたとしても、「これは不慮の事故」だと言い切るしかない!
そんな気持ちを抱えながら、お化け屋敷に向かった。