第8話:先生のお誕生日(その23)
文字数 732文字
「今日の服、かわいいんだけど・・・」
と、先生に言われ、
「ええっ!?」
と、驚いた声を出してしまった。
同時に恥ずかしくなって、一気に頬が真っ赤に染まっていく。
私は、あわてて手をブンブンを横に振り、
「そ、そんなことないです!!
何着ていくか、迷ったけど、時間が無くて、適当に選んだ服ですし!!」
と言い訳したが、先生も真っ赤になりながら、
「いや、かわいいって!
夏の合宿の時もそうだったけど、ワンピース姿、めちゃくちゃ似合っててかわいすぎる!」
と言ってくる。
先生が私をまっすぐ見つめるので、頭がクラクラしてきた。
まだ誕生会も始まってないのに、序盤からこんな調子じゃ、ドキドキし過ぎて心臓がもたないよ!
この甘々な雰囲気の流れを止めたくて、私はあわてて、
「そ、それを言うなら、先生ですよ!
なんで文化祭の時の衣装を着ているんですか!?」
と、質問した。
すると先生は、
「あ、これ?
ほら、文化祭の時、西森がこの衣装を着たおれと一緒に写真を撮れなくて残念だったって言ってたじゃん。
だから、今日着てみたんだ」
と答えたので、「あっ」と思い出す。
そうだった。
文化祭が終わった後、先生と二人きりで会った時、執事の衣装からいつもの服に着替えていたので、がっかりしたことを。
クラスの女の子達が執事服の先生と一緒に写真を撮っていたのに、『彼女』の私だけが一緒に写真を撮れなかったことが、なんか悔しかったっけ。
だからといって、まさか今日、この衣装を着て登場するなんて思わなかったから、驚いたけど・・・。
私は少し照れながら、
「そ、そうでしたね・・・。
すっかり忘れていたので、ちょっと驚きました・・・」
と答えると、先生はニコニコしながらカメラを撮りだし、
「じゃあ、遅くなったけど、写真、一緒に撮ろう」
と言った。
と、先生に言われ、
「ええっ!?」
と、驚いた声を出してしまった。
同時に恥ずかしくなって、一気に頬が真っ赤に染まっていく。
私は、あわてて手をブンブンを横に振り、
「そ、そんなことないです!!
何着ていくか、迷ったけど、時間が無くて、適当に選んだ服ですし!!」
と言い訳したが、先生も真っ赤になりながら、
「いや、かわいいって!
夏の合宿の時もそうだったけど、ワンピース姿、めちゃくちゃ似合っててかわいすぎる!」
と言ってくる。
先生が私をまっすぐ見つめるので、頭がクラクラしてきた。
まだ誕生会も始まってないのに、序盤からこんな調子じゃ、ドキドキし過ぎて心臓がもたないよ!
この甘々な雰囲気の流れを止めたくて、私はあわてて、
「そ、それを言うなら、先生ですよ!
なんで文化祭の時の衣装を着ているんですか!?」
と、質問した。
すると先生は、
「あ、これ?
ほら、文化祭の時、西森がこの衣装を着たおれと一緒に写真を撮れなくて残念だったって言ってたじゃん。
だから、今日着てみたんだ」
と答えたので、「あっ」と思い出す。
そうだった。
文化祭が終わった後、先生と二人きりで会った時、執事の衣装からいつもの服に着替えていたので、がっかりしたことを。
クラスの女の子達が執事服の先生と一緒に写真を撮っていたのに、『彼女』の私だけが一緒に写真を撮れなかったことが、なんか悔しかったっけ。
だからといって、まさか今日、この衣装を着て登場するなんて思わなかったから、驚いたけど・・・。
私は少し照れながら、
「そ、そうでしたね・・・。
すっかり忘れていたので、ちょっと驚きました・・・」
と答えると、先生はニコニコしながらカメラを撮りだし、
「じゃあ、遅くなったけど、写真、一緒に撮ろう」
と言った。