第10話:クリスマス・デート(その12)
文字数 864文字
12月は仕事も忙しく、連日の残業をこなしながら、西森へのクリスマスプレゼントを何にするか考えていた。
クリスマスまで、あと数日と迫る中、やっと休日になったので街に繰り出しプレゼントを探す。
「うーん・・・
本当は指輪とかネックレスとかプレゼントしたいけど、親御さんに見つかったら問いただされるだろうし・・・」
西森はまだ高校生。
しかも、勉強オンリーで友達ともほとんど遊びに行ったこともないし、他の女子高生と違って流行のファッションなどを追いかける性格でもないので、指輪やネックレスを持っているのを親御さんに見つけられたら、疑われることは間違いない。
そう考えると『高校生の女子が持っていても不思議じゃないもの』をプレゼントした方が良いに決まっている。
そこにプラスして、勉強好きな西森にぴったりなプレゼントとして考えたものが『図鑑』だ。
図鑑といっても、ものすごく難しい内容がびっしり書かれているモノではなくて、美しい写真や絵がたくさん載っている『見て楽しめる図鑑』をプレゼントの1つとして候補にあげてみた。
本屋に入り、天文関係の図書が並ぶフロアーに向かう。
最近発売された、美しいビジュアルで天文のことが楽しく書かれた図鑑があるそうなので、それを西森にプレゼントしようと思ったのだ。
プレゼントとしても人気の図鑑のため、フロアーの一番目立つ場所にズラーッと並べられていて、すぐに発見できた。
手に取り、中身を見てみる。
「お、これ、すごいな」
宣伝通り、星や天体の美しい写真がたくさん載っているし、内容もしっかりしているので、西森の勉強アイテムの一つとして役に立つこと間違いないだろう。
きっとこの図鑑だったら、親御さんに見つかったとしても、
「地学の勉強のために、お小遣いを貯めて買った」
と言えば『怪しい』と疑われることもないと思う。
とりあえず、プレゼントの1つとして購入を決定したが、やっぱり図鑑だけでは、少し物悲しい・・・。
『先生』→『生徒』へのプレゼントみたいな感じがあるので、あともう1つ『彼氏』→『彼女』として渡すプレゼントが欲しいと思った。
クリスマスまで、あと数日と迫る中、やっと休日になったので街に繰り出しプレゼントを探す。
「うーん・・・
本当は指輪とかネックレスとかプレゼントしたいけど、親御さんに見つかったら問いただされるだろうし・・・」
西森はまだ高校生。
しかも、勉強オンリーで友達ともほとんど遊びに行ったこともないし、他の女子高生と違って流行のファッションなどを追いかける性格でもないので、指輪やネックレスを持っているのを親御さんに見つけられたら、疑われることは間違いない。
そう考えると『高校生の女子が持っていても不思議じゃないもの』をプレゼントした方が良いに決まっている。
そこにプラスして、勉強好きな西森にぴったりなプレゼントとして考えたものが『図鑑』だ。
図鑑といっても、ものすごく難しい内容がびっしり書かれているモノではなくて、美しい写真や絵がたくさん載っている『見て楽しめる図鑑』をプレゼントの1つとして候補にあげてみた。
本屋に入り、天文関係の図書が並ぶフロアーに向かう。
最近発売された、美しいビジュアルで天文のことが楽しく書かれた図鑑があるそうなので、それを西森にプレゼントしようと思ったのだ。
プレゼントとしても人気の図鑑のため、フロアーの一番目立つ場所にズラーッと並べられていて、すぐに発見できた。
手に取り、中身を見てみる。
「お、これ、すごいな」
宣伝通り、星や天体の美しい写真がたくさん載っているし、内容もしっかりしているので、西森の勉強アイテムの一つとして役に立つこと間違いないだろう。
きっとこの図鑑だったら、親御さんに見つかったとしても、
「地学の勉強のために、お小遣いを貯めて買った」
と言えば『怪しい』と疑われることもないと思う。
とりあえず、プレゼントの1つとして購入を決定したが、やっぱり図鑑だけでは、少し物悲しい・・・。
『先生』→『生徒』へのプレゼントみたいな感じがあるので、あともう1つ『彼氏』→『彼女』として渡すプレゼントが欲しいと思った。