第2話:トキメキ文化祭

文字数 391文字

文化祭はみんな楽しみにしている行事なので、
「今年はクラスの出し物、何にするんだろ?」
とか、
「カフェ関係がいいなあ」
とかいう声が聞こえてくる。

文化祭か・・・。

西森と一緒に見て回りたいけれど、絶対ムリっぽいよな・・・。

というか、文化祭関係なく今すぐにでも二人で話をしたい。

なんかいい方法はないのだろうか、と思いながら、プリントに書かれている続きの文章を見てハッとする。

これは・・・、2人きりになれるチャンスかも!

おれは冷静さを保ちながら、
「ええと、今週末には文化祭委員等を決めないといけないので、とりあえず委員長、放課後おれのところまで来てくれるか?」
と西森に向かって言った。

プリントには『文化祭までの調整を学級委員長と要相談』と書かれている。

そしてこのクラスの学級委員長は西森なので、不自然なく誘えるわけだ。

西森は一瞬、
「え?」
と驚いた様子を見せたが、
「ハイ、分かりました」
と答えた。
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登場人物紹介

高山流星

地学担当教師

西森夏菜

学年一の秀才。真面目な優等生。

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