第7話:二人の夏休み(その15)
文字数 753文字
しかし、今更叫んだことを撤回することもできず、
「いや、その・・・」
と、オロオロしていると、水野君らしき男子が、
「先生、おれのこと知ってるんですか?」
と聞いてきたので、あわてて、
「あ、いや、その人違いだったらごめん。
なんかおれの知っている人の息子さんに、そんな名前の子がいたような気がして・・・」
と、わけの分からない言い訳をすると、
「すみません、おれは先生のこと全然知らないです」
と、ウソを信じて、普通に返事をしてくれた。
ああ・・・、よかった・・・・。
なんとか、この場を乗り切れた・・・。
と胸をなでおろしていたが、西森がこっちをにらんでいるので、「ひっ!?」と飛び上がりそうになった。
やばい、やばい、めちゃくちゃ怒ってる~!!
変な汗がどんどん出てくるので、おれの顔はビチャビチャ状態だ。
しかし、水野君・・・。
おれは改めて、水野君の姿をよく見てみた。
黒髪のサラサラストレートヘアーで、キリッとした目元。
細いけど、ちゃんと筋肉は付いてて、さわやかなスポーツマンタイプ・・・。
つまりは、めちゃくちゃイケメンじゃん!
性格も良さそうだし、頭もいいし、これは絶対、女の子にもてるじゃん!
西森も、こんな男子がいたら絶対ときめくだろ!
と、思っていると水野君が、
「先生、かっこいいですね。
学校の先生とは思えないですよ。
きっと女子に人気なんじゃないですか?
木下と同じ高校ってことは、西森の学校でもあるよな。
西森も先生のこと好きなんじゃないの?」
と、ビックリするようなことを言ってきた!?
すると西森が、
「なっ、なに言ってるのよ!!
こんな先生、全然タイプじゃないし!!」
と、間髪入れずに叫んだ。
うっ・・・分かってる。
分かってるよ、西森。
みんなの手前、そう言わないといけない事情は、分かってる。
でも・・・
めちゃくちゃショックだ・・・。
「いや、その・・・」
と、オロオロしていると、水野君らしき男子が、
「先生、おれのこと知ってるんですか?」
と聞いてきたので、あわてて、
「あ、いや、その人違いだったらごめん。
なんかおれの知っている人の息子さんに、そんな名前の子がいたような気がして・・・」
と、わけの分からない言い訳をすると、
「すみません、おれは先生のこと全然知らないです」
と、ウソを信じて、普通に返事をしてくれた。
ああ・・・、よかった・・・・。
なんとか、この場を乗り切れた・・・。
と胸をなでおろしていたが、西森がこっちをにらんでいるので、「ひっ!?」と飛び上がりそうになった。
やばい、やばい、めちゃくちゃ怒ってる~!!
変な汗がどんどん出てくるので、おれの顔はビチャビチャ状態だ。
しかし、水野君・・・。
おれは改めて、水野君の姿をよく見てみた。
黒髪のサラサラストレートヘアーで、キリッとした目元。
細いけど、ちゃんと筋肉は付いてて、さわやかなスポーツマンタイプ・・・。
つまりは、めちゃくちゃイケメンじゃん!
性格も良さそうだし、頭もいいし、これは絶対、女の子にもてるじゃん!
西森も、こんな男子がいたら絶対ときめくだろ!
と、思っていると水野君が、
「先生、かっこいいですね。
学校の先生とは思えないですよ。
きっと女子に人気なんじゃないですか?
木下と同じ高校ってことは、西森の学校でもあるよな。
西森も先生のこと好きなんじゃないの?」
と、ビックリするようなことを言ってきた!?
すると西森が、
「なっ、なに言ってるのよ!!
こんな先生、全然タイプじゃないし!!」
と、間髪入れずに叫んだ。
うっ・・・分かってる。
分かってるよ、西森。
みんなの手前、そう言わないといけない事情は、分かってる。
でも・・・
めちゃくちゃショックだ・・・。