第3話:教育実習生にメラメラ(その3)
文字数 690文字
私が先生にプレゼントした「星のストラップ」の話題が突然出てきたため、急に心臓がドキドキし始めた。
「本当に?
確かにストラップは怪しいわよね」
「でしょ?
男の人が買うようなモノじゃなかったし、高山ちゃん、そんなの付けるような感じじゃないし」
私がただ単に「お礼」として買ったストラップがまさか、こんなところで『先生に彼女が出来たかも?』という疑惑の品になるとは・・・。
全く想像もしていなかった。
皆の会話をドキドキしながら聞いている私をよそに、女の子たちは、まだしゃべり続ける。
「でも、ストラップって、なんか子供っぽくない?
大人の彼女だったら、もっと違うモノプレゼントしない?」
「確かに!
同い年の彼女だったら、時計とかカバンとか、そういうものプレゼントしそう!」
ギクッ!
なんで、そんなことまで分かっちゃうの!?
ストラップ1つでそこまで推理できてしまうクラスの女子に本当にビックリだ・・・。
というか、私が恋愛に対して『無知』過ぎるのが悪いのかもしれない・・・。
追いつめられた犯人かのように、一人変な汗をダラダラかいていると、誰かがとどめを刺す言葉を言った。
「えーっ!?
もしかして、私達と同い年ぐらいの子が高山ちゃんにプレゼントしたってこと!?
それってヤバくない!?」
ガタン!
もう耐えきれなくなって、思わず席を立ってしまった。
突然立ち上がった私に、みんなが驚いて振り返る。
「夏菜、どうしたの?」
「あのっ、私、
吉川先生に仕事頼まれていたんだ。
ちょっと行ってくるね」
本当は何も頼まれていないけど、もうこれ以上、あの場所でいると私が先生と付き合っているのがバレてしまう気がして、逃げ出すしかなかった。
「本当に?
確かにストラップは怪しいわよね」
「でしょ?
男の人が買うようなモノじゃなかったし、高山ちゃん、そんなの付けるような感じじゃないし」
私がただ単に「お礼」として買ったストラップがまさか、こんなところで『先生に彼女が出来たかも?』という疑惑の品になるとは・・・。
全く想像もしていなかった。
皆の会話をドキドキしながら聞いている私をよそに、女の子たちは、まだしゃべり続ける。
「でも、ストラップって、なんか子供っぽくない?
大人の彼女だったら、もっと違うモノプレゼントしない?」
「確かに!
同い年の彼女だったら、時計とかカバンとか、そういうものプレゼントしそう!」
ギクッ!
なんで、そんなことまで分かっちゃうの!?
ストラップ1つでそこまで推理できてしまうクラスの女子に本当にビックリだ・・・。
というか、私が恋愛に対して『無知』過ぎるのが悪いのかもしれない・・・。
追いつめられた犯人かのように、一人変な汗をダラダラかいていると、誰かがとどめを刺す言葉を言った。
「えーっ!?
もしかして、私達と同い年ぐらいの子が高山ちゃんにプレゼントしたってこと!?
それってヤバくない!?」
ガタン!
もう耐えきれなくなって、思わず席を立ってしまった。
突然立ち上がった私に、みんなが驚いて振り返る。
「夏菜、どうしたの?」
「あのっ、私、
吉川先生に仕事頼まれていたんだ。
ちょっと行ってくるね」
本当は何も頼まれていないけど、もうこれ以上、あの場所でいると私が先生と付き合っているのがバレてしまう気がして、逃げ出すしかなかった。