第50話2
文字数 553文字
不動はキョロキョロと部屋を見渡している。
もしかしてケンカでもするつもりなのか。鬼のケンカとか洒落では済まなそうだけど。
せめて回復役として澪に立ち合いをしてもらう必要があるだろう。
困惑する白糸様。
不動は口元を緩ませてある場所を指差す。
二人は例の窓枠を確保する。仕方がないので僕も付き合うことにした。
これはなんというか保護者的な行動であって下心があるわけではない。ないったらない。
なんだろう、この二人。すごく仲がいい。
さっきからの会話は初めてエロ動画を見た中学生みたいでとても微笑ましい。
やっていることはただの覗きなんだけども。