第18話3
文字数 583文字
スパパーン!と軽快な音が重なった。
王様の背後に控えていた小姓の二人がハリセンをもって国王様と井田家老の頭をはたいたのだ。
国のトップになんてことを!
すわ、この場で切腹でも申し渡されるのか!?っとドキドキしていたんだけど、国王様は「なんだよ、ちょっと話が盛り上がりすぎただけだろ。これだからクソ真面目な
福岡家老が一喝したら、国王様と井田家老が体を小さくして反省をしていた。芸術提督とも言われた深みのある声で叱られたら僕だって反省する。
しかし、この国って本当に大丈夫なんだろうか。
あ、もちろん、葵は誰にもあげませんがね。