第64話3
文字数 738文字
それぞれが必要な行動をとった結果のことなんだから誰も責められない。
むしろ事前に決めておいた優先事項をすべてクリアできたのだから誇るべき結果だ。
それなら諦めるしかない。
いつかどこかで別の鶯色の君に出会えるのに期待しよう。
マジか!
それはかなり重要な情報だぞ。不動が紅樺の君を求めたのも納得だ。
不動が懐から取り出したのは数珠のような形をしていた。
たくさんの石が糸で繋がれている。ただし珠の色は多種多様でかなり派手だ。
顔が紅潮している。
事実ならその興奮もわからなくはない。