123、アラビア文字(7)

文字数 995文字

アラビア文字についての続きです。作品集は下の画像から入ってください。
今日はアラビア文字のラーから見ていこう。フェニキア文字やヘブライ文字のレシュ(頭)に対応している。
フェニキア文字のレシュ(頭)はよく使われているので覚えています。
レシュ(頭)はフェニキア文字でコフ(針穴)の次に出て来た。コフ(針穴)より小さいものなどこの世に存在しないと思っていたが、師匠ペドロ2世はこの難問を見事に解決した。
ペドロ2世の言うことはすべてこじ付けだと思いますが・・・
アラビア文字のラーは独立形と連結形がほとんど同じ形ですね。
アラビア文字のラーの後ろには文字を続けないので、独立形とほとんど同じ形をしている。
アラビア文字は常に連結形を考えねばならないから、たまに同じ形のままでいい文字があるとほっとする。
同じ形の文字があるといい。連結形で全く違う形になってしまうと頭がクラクラする。
でもアラビア文字は連結形を使うことで文字を早く読んだり書いたりすることができるようになりました。ガレノスの医学の本やギリシャ・ローマの古典の多くは1度アラビア語に翻訳されて保存され、再びヨーロッパ世界に入ってきました。アラビア語、アラビア文字がなかったら多くの本が失われたと思います。
でも、アラビア文字は右から左に書くので、慣れないと書きにくいです。
次にアラビア文字のスィーンとシーンについて見ていこう。どちらもフェニキア文字のシン(歯)に対応する。
ハハハハハ、このシンと言う文字はフェニキア文字でもヘブライ文字でもアラビア文字でもみんな歯の形をしている。特にアラビア文字の連結形などはきれいに並んだ歯になっている。
シンはフェニキア文字の時はまだ尖っていたが、アラビア文字の連結形になった時に人間の歯らしい形になった。連結形という形を取り、常に周りを意識して敵に正体を明かさぬよう工夫を続けた結果、洗練された形になったのだ。特に連結形の語中の形の美しさは感動的である。
そうですか?私にはただ線が並んでいるようにしか見えないのですけど・・・同じシン(歯)に対応する文字でアラビア文字には点が3つついたシーンという文字もありますけど、これもペドロ2世は司令官とか言い出すのですか?
当たり前だ。アラビア文字は司令官の人数や立つ位置によって文字が違ってくる。なんとわかりやすいことか。このような文字を考えたアラブ人は天才かもしれない。
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