15、ウガリットの神話
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ウガリット神話の最高神はイルです。エールはセム語で神という意味で広く使われ、旧約聖書の『ヤハウェ』アラビア語で『イラーフ』ウガリット語やアッカド語で『イル』と呼ばれていました。ミカエル、ガブリエル、ラファエルなど天使の名前のエルもこの『エール』からきています。
バアルの父とも呼ばれたダゴンは古代メソポタミアおよび古代カナンの神でした。ヘブライ語のダグと似ているために間違って下半身が魚形の海神と考えられたりもしました。旧約聖書の中ではペリシテ人の崇拝した神として悪魔扱いされています。
都市国家ウガリットは紀元前1200年に破壊された。だが、その時代に作られた神話はおよそ1000年後のハンニバルが活躍する時代にも残っていた。バアル神への信仰は続いて神殿が作られていた。子供の名前に使われ、バアルの神殿でローマへの復習を誓わせている。