208、ウガリト文字の学習(10)

文字数 935文字

ウガリト文字の学習の続きです。作品集は下の画像から入って下さい。
今日はウガリト文字の11番から13番までを見てみよう。11番は「ヘト」(柵)、13番は「テト」(車輪)に対応している。
ウガリト文字の11番と13番は形が似ていて、フェニキア文字、ヘブライ文字での名前も「ヘト」(柵)と「テト」(車輪)とよく似ている。
「ヘト」(柵)と「テト」(車輪)、確かに発音はよく似ていますが・・・
そして11番と13番の間にある12番の文字、三角が3つ重なっていて、まるで矢印のように見える。11番から13番に続く矢印が12番の文字だ。
確かに12番の文字は矢印のようにも見えるが、それよりも余は11番の文字について大発見をした。
ペドロ2世は大げさだから、大発見と言っても大したことないですよ。
ウガリト文字の11番は十字軍のマークによく似ている。これは大発見だ。
これはパンフレットの写真だが、右側の赤いマントの男がつけているマークはウガリト文字11番にそっくりだ。
でも、十字軍のマークはウガリト文字を元にしたのではなく、キリスト教徒のシンボル、十字架のマークです。
なぜウガリト文字の11番が十字軍のマークに似ていて、「ヘト」(柵)に対応するのか、僕は怖ろしいことを考えてしまいました。
それはなんだ?
フェニキア文字、ヘブライ文字の「ヘト」(柵)は家畜が逃げないための柵と考えていましたが、人間を囲って閉じ込めておく柵、檻と考えることもできます。
なぜ人間が閉じ込められた?
前の10番の文字が「ザイン」(武器)なので、戦いに負けたのだと思います。
10番で戦いに負け、11番で「ヘト」(柵)に閉じ込められた人間はどうなるのだ?
12番の矢印を経て13番になります。13番は「テト」(車輪)です。ウガリト文字の13番は十字架によく似ています。おそらく紀元前の世界でも十字架や車輪を使った残酷な処刑が行われていたのでしょう。
牢獄や処刑道具の形が文字として残ったのですか?
人間の歴史は戦いと殺し合いの歴史でもある。だが残酷な歴史をどうやって終わりにして平和な世界を築くのか、それもまた文字に刻まれている。文字はただ音を記録する記号ではない。それぞれの時代、民族が作り出した文字には大きな意味が隠されている。
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