193、ヘブライ語の母音(9)

文字数 942文字

ヘブライ語の母音についての続きです。作品集は下の画像から入って下さい。
今日はヘブライ語の母音記号「シェバー・ナー」と「シェバー・ナハ」について見ていこう。「シェバー・ナー」の母音記号は縦に並んだ点2つで半母音の「エ」、「シェバー・ナハ」は記号は同じで無母音となる。
なんかまた面倒な記号が出てきた。「エ」の発音記号は4種類もあるのに、まだ半母音の記号もあるのか。ヘブライ人はどんだけ「エ」の発音にこだわっているのだ。
「シェバー・ナー」と「シェバー・ナハ」の違いについては本の中で別のページに書いてありましたが、複雑になるのでここでは省略して、ただそういう名前の母音記号があるという紹介だけにします。
「シェバー・ナー」は「エ」の半母音の記号の名前だが、どの文字が使われているかな。
「シェバー・ナー」で使われている文字は「シン」(歯)、「ヴァヴ」(鉤)、「アレフ」(雄牛)、「ヌン」(魚)、「ツァディ」(パピルス)です。あれ、「アレフ」(雄牛)が母音記号として使われているというのはわかるのですが、最後の「ツァディ」(パピルス)は発音が違っています。
これも後ろの方のページに書いてあったのですが、「ツァディ」(パピルス)は発音が変わることがあるようです。
細かいことは抜きにして、「シェバー・ナー」で使われている文字を強引にまとめると、「アレフ」(雄牛)が暴れるので「ヴァヴ」(鉤)を投げてロープの先を「シン」(歯)で噛んで押さえ、「ヌン」(魚)が示す預言の言葉を「ツァディ」(パピルス)に書き留めた。なかなか力のある人間だ。半音の「エ」を発音するのに、そこまで苦労するのか。
ペドロ2世はメチャクチャなことを言っています。
メチャクチャで混沌とした言葉の中から真実を導き出す、それが余のモットーだ。
「シェバー・ナハ」についてはどうかな。
「シェバー・ナハ」で使われている文字は「シン」(歯)、「ヴァヴ」(鉤)、「アレフ」(雄牛)、「ヌン」(魚)、「ヘット」(柵)です。
暴れた「アレフ」(雄牛)は「ヴァヴ」(鉤)で繋ぎ止めてロープの先を「シン」(歯)で噛みつき、「ヌン」(魚)を捕まえようと「ヘット」(柵)で囲った。力はあるが欲張りな人間だ。
このような勉強でよいのか、私は不安(フアン)になります。
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