103、ヘブライ文字と発音記号（13）
文字数 802文字
ヘブライ文字と発音記号についての続きです。作品集には下の画像から入ってください。
シンの文字は歯を意味している。
頭の後には歯が出て来るのか？
難しい問題がある時は、頭を抱え、歯を食いしばらなければいけませんから。
フェニキア文字のシンは確かに尖った歯に見える。ヘブライ文字のシンは歯にゴミがついているようだ。
歯についたゴミに例えるとは、ヴェンツェルはまだまだ修行が足りない。ヘブライ文字のシンは3列に兵が並びその先頭に指揮官が立っているのだ。
シンの発音記号はシンの文字に長母音イのヒリック・マレー、そしてｎのヌンのソフィートです。
次はヘブライ文字のスィンについてだ。これはフェニキア文字にはなくヘブライ文字だけにあり、シンとよく似ている。
歯についたゴミの位置が移動している。
いや、これは兵の前の指揮官の立つ位置が変わったのだ。
スィンの発音記号はスィンの文字に長母音イのヒリック・マレー、そしてヌンのソフィートです。
そして最後はタヴの文字だ。タヴは印という意味がある。
印というのは余の父上が出した金印勅書の上にある金印のようなものか？
文字が作られたのは紀元前の話だから、こんなに立派ではなかったと思います。
フェニキア文字のタヴは適当に書いた感じだが、ヘブライ文字のタヴは金印勅書を横から見たようにも見える。まさか、ヘブライ文字を発明した人間は数千年後の未来を予言したのだろうか？
そんなことはないと思います。
タヴの発音記号はｔのタヴの文字にダゲッシュの点が入り、アの長母音カマツ・カドール、そしてｖの子音のヴァヴが入っています。
これでヘブライ文字のアレフベートを発音記号に照らし合わせて見たことになる。次回からはフェニキア文字、ヘブライ文字と一緒にアラビア文字も比べて見ていこう。
え、本当にアラビア文字の学習も行うのですか？
余は自分が文字や語学の天才であるとわかってしまった。だからどんな文字が出てきても大丈夫だ。
