170、ヘブライ語の子音(4)

文字数 836文字

ヘブライ語の子音についての続きです。作品集は下の画像から入ってください。
まず最初にヘブライ文字の「ダレット」を見ていこう。「ダレット」は「扉」という意味があり、発音は「d」である。
扉とドアはどう違うのだろうか?
扉は日本語、ドアは英語ですが、どちらも建物や部屋などの入り口につけられ、開口部を閉じたり外部と遮断する機能を持っています。
ダレットを使うヘブライ語には「デレット」(戸)という言葉がある。
「デレット」(戸)に使われている文字は「ダレット」(扉)、「ラメッド」(突き棒)、「タヴ」(印)の3文字で母音記号は「エ」の短母音「セゴール」です。
「デレット」(戸)の近くにあるのは「ダレット」(扉)と「ラメッド」(突き棒)とタヴ(印)か。なかなか用心深い家ではないか。
余の父上は金印勅書のための印を持っていた。
金印勅書のための印は普通の人間は持っていませんが、普通の印は契約のために普通の人間が持って使っていたと思います。
ヘブライ語の「ベゲッド」は「服」という意味になる。
おおー!「ベゲッド」(服)という言葉の中に「ギメル」(ラクダ)が入っている。「ギメル」(ラクダ)は紛らわしい字が多いヘブライ文字の中で、余が確実に見分けることが出来る文字だ。
ラクダの毛で服とか作られるのですか?
ラクダの皮や毛は古い時代から使われていました。新約聖書『マタイによる福音書』に洗礼者ヨハネはラクダの皮で作った服を着ていたと書いてあるそうです。
「ベゲッド」(服)という言葉は「ベート」(家)、「ギメル」(ラクダ)、「ダレット」(扉)「の3つの文字が使われ、母音記号は「エ」の短母音「セゴール」です。
「ベゲッド」(服)は「ギメル」(ラクダ)の皮や毛で作られ、「ベート」(家)の中に入ったら脱いで「ダレット」(扉)のそばにかけておく。数千年前の砂漠での生活が目に浮かぶようで。ヘブライ文字もまたそれぞれの文字の中に音を持ち、昔の生活を呼び起こしてくれる。
ペドロ2世の解釈はかなり強引だと思います。
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