148、アラビア文字の母音記号と連結形(6)

文字数 1,008文字

アラビア文字の母音記号と連結形についての続きです。作品集は下の画像から入ってください。
今日はアラビア文字のバイトゥを見てみよう。バイトゥは家という意味である。
アラビア文字のバーはフェニキア文字、ヘブライ文字のベートに対応していて家という意味でした。読み方も似ていますね。
フェニキア文字のベートは家というよりも帆がついた船のような形をしている。
それはフェニキア人が船で地中海を移動し、貿易をしていたからだと思います。船を家のように使っていたのでしょう。
ヘブライ文字のベートは家の壁が1つなくなっているような形をしている。
ヘブライ文字は基本直線と四角形で作られている。文字の区別をするために、少し飛び出したり、線の数を少なくしたりしている。
そしてアラビア文字は連結形でつなげて書くということを前提にして直線と曲線を組み合わせているのですね。
アラビア語のバイトゥにはどの文字が使われている?
アラビア語のバイトゥに使われているのは、バー、発音はbで、ヤー、発音はy、ター、発音はtです。それぞれベート(家)、ヨド(手)、タウ(印)に対応しています。
アラビア文字のヤーというのはアヒルのおもちゃに似た字か。
アヒルのおもちゃか。まあそれでもよかろう。
あれっ、文字を兵士や司令官に例えるのが大好きなペドロ2世がアヒルのおもちゃを認めるのですか?
その方が覚えやすいならそれでもよい。余はミスル(エジプト)という言葉を知って、アラビア語とアラビア文字の素晴らしさに目覚めた。もはや兵士や司令官にこだわっている場合ではない。アラビア文字の素晴らしさを多くの人に伝えたい。
バイトゥ(家)は簡単だ。バー(家)を出て歩いていたらヤー(手)が届く手ごろな家を見つけたので、その家も買うことに決め、ター(印)を押した。
バイトゥは連結形になるとヤーがアヒルのおもちゃではなくなってバーやターと似たような形になってしまいます。
アラビア文字のバー(家)とヤー(手)とター(印)は連結形になると似た形になるから、点の数や位置で区別する。バーは下に点が1つ、ヤーは下に点が2つだ。ここでアヒルのおもちゃの例えを使えばわかりやすい。ヤーはアヒルだから足は2つになる。そしてターは印だから、皿の上に2つ点がつくことになる。
さすがペドロ2世師匠、これなら余でも覚えられる。
そして最後に母音記号のファトハ(a)、スクーン(子音のみ)、ダンマ(u)をつければ完成だ。
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