239、フェニキア文字の復習(3)

文字数 937文字

フェニキア文字の復習の続きです。作品集は下の画像から入ってください。
ベト(家)についてアラビア文字やウガリト文字でも見てみます。
アラビア文字のベト(家)は点の上に皿があるような形で全然家らしくない。余はこんな不安定な家には住みたくない。
アラビア文字ではバーと読むのですが、この形から家を想像するのは難しいと思います。
確かにアラビア文字のバーから家を想像するのは難しいが、アラビア文字には他の文字にはない優れた特徴がある。アラビア文字を見る時は点を司令官、線を兵士と考えればよい。
全ての文字を強引に司令官と兵士に例えてしまうのがペドロ2世の特徴です。
アラビア語のバーは独立形では兵士は皿のような形に並び、その下の1番よく見える位置に司令官が立つ。
なるほど、司令官という者は常に全体が見渡せる位置に立つのだな。
独立形から連結形へとアラビア文字は形を変えるのだが、兵士の中にはフアン1世のように形が変わればもうどこに並んだらいいかわからなくなる者が出てくる。
ちょっと待ってください。どうして私がどこに並んだらいいかわからない者になってしまうのですか?
アラビア文字の司令官は優秀である。どこに並んだらいいかわからなくなる者のために、ちょうど曲がる位置に司令官が立っている。これが語頭の形だ。
なるほどそういうことか。
語中の形の時はどこで出っ張ったらいいかわからなくなるから、ちょうどその場所に立っている。
アラビア文字の司令官は兵士に対して親切である。
そして語尾では途中の出っ張りもありながら、最後にもう1度曲がって特徴を出さなければならない。司令官はどうするか?両方が良く見える位置に立つのである。
あの、ペドロ2世の言う司令官、つまりアラビア文字の点は最後に書いているので、どこで曲がるかの目印のために点がついているのではないと思います。
余がせっかく気分よく話をしているのだ。細かいことは気にしなくてよい。
時間がなくなってきたが、今日はウガリト文字の4番とフェニキア文字を比べて見る予定だった。
フェニキア文字のベト(家)に比べてウガリト文字の4番は船が沈まないように必死に漕いでいるように見える。
フェニキア文字のベト(家)とウガリト文字の4番がなんとなく似ているというのが面白いです。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

背景色
  • 生成り
  • 水色