177、ヘブライ語の子音(11)

文字数 1,092文字

ヘブライ語の子音についての続きです。作品集は下の画像から入って下さい。
今日はヘブライ語で「ヌン」のつく言葉を見ていこう。「ヌン」は「n」の発音で「魚」という意味がある。
魚なら海のない国でも見ることができる。
「ヌン」(魚)の文字を使う言葉に「ナヴィー」(預言者)がある。
「ナヴィー」(預言者)に使われている文字は「ヌン」(魚)、「ヴェート」、「アレフ」(雄牛)で母音記号は「ア」の長母音「カマツ・ガドール」と「イ」の長母音「ヒリック・マレー」です。
なぜ、預言者という言葉に「ヌン」(魚)や「アレフ」(雄牛)が使われている?預言者というのは人間であって、「ヌン」(魚)や「アレフ」(雄牛)が預言してくれるわけではないだろう。
動物は人間よりも感覚が敏感で、気候の変化や地震などの災害が起きる時に敏感に反応します。「ナヴィー」(預言者)は自然をよく観察し、特に自然の海や川にいる「ヌン」(魚)の動きがいつもと違う時に、旱魃や大雨、地震や火山の噴火などを予測していたのかもしれません。後の時代になっても、名前に「n」の文字が入っている人は預言者の才能があるのではないかと思います。例えば、ヴェンツェルとかフアン1世など・・・
余に預言者の才能があるとは思えない。未来のことがわかればもう少しマシな人生だったに違いない。
余、ハインリヒ7世も名前に「n」が入っていたが、先のことは全くわからず、愚かな選択をして最悪の人生になってしまった。
ヴェンツェルもハインリヒ7世も先のことがわからずに不幸な人生を送ってしまいました。ということは、預言の力を持ち、先のことが分かれば全く違った人生を送れた可能性もあったわけです。人間は便利な生活をして、本来持っていた「ナヴィー」(預言者)の力は失っています。でも自然をよく観察し、自然からの警告を事前に知ることができればよりよい選択ができる、そうやって人々を導くのが「ナヴィー」(預言者)です。
フェリペがいいことを言っているから余が口出しできない。
「ヌン」(魚)を使った言葉には他に「ベン」(息子)もある。
「ベン」(息子)は「ベート」(家)と「ヌン」(魚)のソフィート形が使われ、母音記号は「エ」の長母音「ツェレー・ハセル」です。
こういう言葉の解説なら余は得意だ。「ベート」(家)を継ぐためには「ベン」(息子)が必要だ。そして「ヌン」(魚)は多産と豊かさの象徴でもある。
「ヌン」(魚)にそのような深い意味があるとは知らなかったです。私、フアン1世も名前に「n」を持つ者として、先のことを見通し、豊かさをもたらす王になりたいです。
全く逆の生き方をしているけどな・・・
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