146、アラビア文字の母音記号と連結形(4)

文字数 703文字

アラビア文字の母音記号と連結形についての続きです。作品集は下の画像から入って下さい。
今日はバハルという言葉を見てみよう。バハルはアラビア語で海という意味がある。
スペイン語で海はmar(マール)という。
marという言葉には「e」や「o」の母音が入っていない。
スペイン語はなんでもかんでも「e」や「o」の母音が入っているわけではありません。mar(マール)のようにやさしい響きの言葉もあります。
アラビア語のバハルにはどの文字が使われているかわかるか?
使われているのは、バーとハーとラーの3つの文字です。それぞれフェニキア文字、ヘブライ文字のベート、ヘト(柵)、レシュ(頭)に対応します。
前に出て来たジャバル(山)では最後にラーム、ラメド(突き棒)を使っていたけど、今回は違うのか。
日本語ではルは同じ発音ですが、ジャバル(山)はラーム、ラメド(突き棒)で「l(エル)」の発音、バハル(海)はラー、レシュ(頭)は「r(アール)」の発音できっちり区別するようです。
バハル(海)をアラビア文字の連結形で書くとどうなるかな?
バーを語頭の形で書き始め、ハーは語中の形、ラーは語尾の形で書いてつなげ、バーの下の点をつけ、文字の上に母音記号のファトハ(aの発音)、スクーン(子音のみ)、ダンマ(uの発音)をつけます。
兵士たちはバハル(海)を見に行きたいと思い、バー(家、宿舎)を出て歩き始めたが、途中に長いハー(柵)があってゆく手を遮られてしまった。ハー(柵)は長くて困ってしまったが、ラー(頭)を使ってハー(柵)の開く部分を見つけ、無事にバハル(海)までたどり着くことができた。
ペドロ2世の強引なこじつけはある意味凄いです。
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