7、窓と鉤

文字数 743文字

今日はフェニキア文字のヘー(窓)とワウ(鉤)について説明しよう。
作品集には下の写真から入ってください。
まずフェニキア文字のヘーは窓という意味がある。
フェニキア文字のヘーは窓の形をしています。
家とか窓という言葉なら余も理解できる。
それにフェニキア文字のヘーはギリシャ文字、ラテン文字のEともよく似ています。
ラテン文字、ラテン語についてなら余は詳しい。聖職者や修道士にとってラテン語は必須だから、子供の頃からよく勉強していた。
僕たちの時代、聖職者や修道士だけでなく、大学で医学や法律などを学ぶためにもラテン語は必須です。
フェニキア文字のヘーはヘブライ文字やアラビア文字はあまり似ていないが、ギリシャ文字やラテン文字はよく似た形となっている。
次はフェニキア文字ワウについて説明しよう。ワウの意味は日本語では鉤という漢字となる。
鉤という漢字は読みにくいですが、『かぎ』と読み、金具を曲げてひっかけるものを表しています。釣り針とか編み物の鉤針などです。
また余が見たこともない物が出てきた。
船をひっかけたり魚を獲ったりするための道具です。
余が生きていた頃、アラゴンには海はなかった。大きな川もエブロ川くらいで、魚を獲って食べるということはほとんどなかった。だからワウ(鉤)などという物は理解できない。
やっぱりフェニキア人は海で活躍した民族だから海に関係ある物の文字が多いですね。そしてやっぱりフェニキア文字のワウはギリシャ文字、ラテン文字のYとよく似ています。ヘブライ文字とアラビア文字は形は違うけど、魚を獲る時の釣り針に似た形をしています。
文字について勉強をすると、それぞれの民族の歴史や生活も見えてくる。フェニキア文字はフェニキア人にとって身近にある物の形から生まれている。
すごく興味深いです。
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