238、フェニキア文字の復習(2)

文字数 994文字

フェニキア文字の復習の続きです。作品集は下の画像から入って下さい。
フェニキア文字のアレフ(雄牛)の次はベト(家)でこれはどの文字でも大体同じです。
アレフ(雄牛)の次はベト(家)というが、フェニキア文字のベト(家)は家らしい形をしていなくて、まるで小さな船のようではないか。
そのことは前に私達の間でも話題になりました。フェニキア人は海洋貿易で栄えた民族で船を家のように使っていたから、ベトのフェニキア文字も船のような形をしていると考えました。
小さな船を家のようにして暮らすなんて嫌だ。それでは大好きな狩りも出来ないではないか。
ボヘミア王ヴェンツェルは国が大変な時にアラゴン王ファン1世のところに狩りの成果を知らせる使者を送ってひんしゅくをかい、ついたあだ名が怠慢王です。不真面目王と呼ばれたフアン1世も似たようなものですが・・・
ベトのヘブライ文字やアラビア文字は覚えているかな。
ヘブライ文字のベトは壁のない家のような形をしている。
ヘブライ文字は四角形を基本としているからこのような形になるのです。
余のようにアルコール中毒で物覚えの悪い人間、ではなくて亡霊にとってヘブライ文字は覚えにくい。
でもヘブライ文字はフェニキア文字に比べて四角形に統一したことで、文字としての役割を最大限に果たすことができるようになりました。フェニキア文字のように丸とか三角などの形だと人間の目はその形を見てしまう、でもヘブライ文字は記号になっていて元の形がわからないからこそ慣れれば文字として読めるのです。
そうそう、フェニキア文字は完全包囲をしているが、ヘブライ文字はどこか隙間が開いていたり飛び出したりしていて完全包囲をしていない。
完全包囲をしていないからこそ、他の文字と区別がつくのです。ヘブライ文字はどこか隙間を開けたり線が飛び出しているようにしたために、同じ四角形でも文字として区別がつくのです。ペドロ2世のように完全包囲にこだわっていたら文字なんて作れません。
別に余は完全包囲にこだわっているわけではない。文字の学習で余がどれだけ素晴らしいアイデアを出したか、ファン1世は忘れたのか?
そうそう、思い出した。ペドロ2世の素晴らしいアイデアを聞いて、余はペドロ2世の弟子となり、生涯にわたってというか亡霊として存在する限りペドロ2世の傍にいようと心に決めたのだった。
ペドロ2世とヴェンツェルは本当に大げさです。
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