76、ヘブライ語の母音記号(3)

文字数 1,018文字

ヘブライ語の発音記号について続きを説明しよう。
作品集には下の画像から入ってください。
ヘブライ語の発音記号で「イ」の音はヒリック・マレー(長)ユッドと点1つ、ヒリック・ハセル(短)点1つ、この2つだけだ。
2つだけならば余でも覚えられる。しかも点が1つだけならわかりやすい。
ヒリック・マレーとヒリック・ハセル、前回「エ」の母音記号で出てきたツェレー・マレーとツェレー・ハセルによく似ています。
マレーには旗(ユッド)の記号がついていて、ハセルには旗(ユッド)がついてない。
それでは今までの母音記号「ア」と「エ」も含めて、名称と記号の関係を見ていくことにしよう。
カマツ・ガドールが「ア」の長音で横線と点の組み合わせなので、カマツというのがおそらく横線と点を表しているのだと思います。
パタフというのが横線だけで、ハタフが縦に並んだ点2つ、ハタフ・パタフは横線と縦2つの点が組み合わさってできていますね。
ツェレー・マレーとツェレー・ハセルでツェレーというのは横に並んだ2つの点、マレーはユッドの記号がついてハセルはユッドがつかないです。
セゴールというのは3人の兵が下がとがった3角形の形に並んでいるのか。うーん、待てよ。そうか、そういうことか。余は大発見をした!
ペドロ2世、大発見て何ですか?
セゴールとハタフ・セゴールの母音記号をよく見るといい。ハタフ・セゴールは上に3人、下に2人の兵が並んでいるのではない。先に3人の兵がセゴールの形(下がとがった3角形)に並び、後から縦2人の兵が加わって、ハタフ・セゴールという陣形が出来上がった。そういうことか。ヘブライ語の母音記号は実によくできている。ほとんどの母音記号が陣形で説明できる。
どうやって説明するのですか?
カマツ・ガドールは横線と点、パタフは横線、ハタフは縦2つの点、ここまでが「ア」の発音だ。

ツェレーは横2つの点、マレーは旗(ユッド)、ハセルは旗がない、セゴールは下がとがった3角形で「エ」

ヒリックが点1つで「イ」この基本がわかれば、母音記号の形に素早く兵士を並べさせることができる。例えば、余が「ハタフ・セゴール」と号令をかければ5人の兵が素早くその形に並ぶ。素晴らしいではないか!

ペドロ2世の遊びに誰が付き合うのですか?
兵を集めて並べるのは大変だが、表の母音記号の部分を隠して書いてみたり、名称の部分を隠して母音記号を見て名前を思い出す練習を繰り返せば母音記号もすぐに覚えられるであろう。
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