6、ポエニ戦争(1)

文字数 1,139文字

今回からポエニ戦争についての説明をしていく。ポエニ戦争は非常に長く複雑なので、何回かに分けて説明を行う。
世界史でも有名なカルタゴとローマの戦い、ポエニ戦争についてです。作品集は下の画像から入ってください。
また余の知らない生き物が出てきた。ここの話は余の知らないものが次々と出てきて頭がクラクラする。
ポエニ戦争で画像を検索したらこういう絵がたくさん出てきました。この大きな生き物はゾウという名前でアフリカとアジアに住んでいます。
ポエニ戦争については多くの画家が絵に描いて現代の日本でも教えているようだが、きっかけはシチリアであった。
え、カルタゴとローマの戦いのきっかけがシチリアだったのですか?
まずポエニ戦争のポエニとはラテン語でフェニキア人という意味で、紀元前264年のローマ軍によるシチリア島上陸から紀元前146年のカルタゴ滅亡まで3度にわたる戦争が繰り広げられた。
全部で100年以上も戦争が続いたのですね。
キリストが生まれる前の時代にそんなに長い戦争があったなんて信じられない。しかもゾウとかいう巨大な生き物に人間が乗っている!まったくもって何もかも信じられない!
第一次ポエニ戦争は紀元前264年から紀元前241年まで続いた。最初シチリア島は西半分がカルタゴ領で東半分はギリシア人勢力のシラクサが抑えていたが、北東にあるメッシーナはシラクサより離反したカンパニア人の傭兵部隊マメルティニが占領していた。
マメルティニというのは人物名ではなく傭兵部隊の集団のことですね。
シラクサの僭主ヒエロン2世はマメルティニに対して攻撃を開始した。マメルティニはローマとカルタゴの両方に助けを求めたが、このことがポエニ戦争の直接の原因となった。
ポエニ戦争について世界史の授業でかなり詳しく教わりましたが、きっかけがシチリアだったということは全く記憶に残ってないです。
出兵はカルタゴの方が早かったが、ローマもマメルティニと同盟を結び紀元前264年に出兵した。マメルティニはカルタゴ軍を追い出してローマ軍を市内に入れたが、カルタゴ軍は城外に出たもののそこから撤退せず、またシラクサ軍も近くに陣を構えていた。ローマ軍は出撃し、カルタゴ・シラクサ両軍に勝利し、ローマとカルタゴはシチリアの覇権をかけた戦いに突入する。翌紀元前263年にシラクサはローマと講和して同盟を結んだ。
つまりそのマメルティニという傭兵部隊がカルタゴとローマの両方に助けを求めたことが、長い戦争のきっかけになったというわけか。
シチリアは古代から文明が栄えた場所なので、それだけ多くの国が狙っていたわけですね。
こうして始まったポエニ戦争は地上戦だけでなく海戦も行われ非常に複雑になっていった。長くなるので今日はここまでにしておこう。
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