147、アラビア文字の母音記号と連結形(5)

文字数 1,037文字

アラビア文字の母音記号と連結形の続きです。作品集は下の画像から入ってください。
今日はアラビア語のミスル(エジプト)について調べてみよう。ところでエジプトと聞けば何を思い浮かべる?
エジプトと聞いたらやっぱりピラミッドです。
余も同じだ。エジプトと聞いたらまずピラミッドを思い浮かべる。
ラムセス2世の建設したアブシンベル大神殿も素晴らしいようです。
発見されたのが20世紀になってからですが、ツタンカーメン王の黄金のマスクや黄金の玉座も素晴らしいです。
ツタンカーメンの黄金のマスクです。私も本物は見たことありませんが、画像ならすぐに見つけられます。
余も現代の文明や映像に慣れてきたが、久しぶりにびっくりするものを見た。
黄金のマスク、余も欲しい。
そんなもの作ったら、国の財政が傾きますよ。
エジプトと聞いて皆いろいろなものを思い浮かべるのだな。
まだまだ大事なものが出ていない。エジプトの文明を育み、大きく発展させたのはナイル川だ。
ああそうです。「エジプトはナイルの賜物」という言葉もあります。
ではもう1度、アラビア語のミスル(エジプト)に含まれている文字を見てみよう。
ミスルという言葉にはミーム「m」、サード「s」、ラー「r」の3つの文字が使われています。
まさかそんなことが・・・いや、きっとわかっていてアラビア語ではエジプトという場所をミスルと名付けたに違いない・・・なんという奇跡だ!アラビア語を考えた者は余と同じように語学の天才だ!
ペドロ2世、何1人で興奮しているのですか。
前に習ったアラビア文字とフェニキア文字、ヘブライ文字の対応を思い出して欲しい。ミームはメム(水)、サードはツァデ(パピルス)、ラーはレシュ(頭)に対応している。エジプトはミーム(水、ナイル河)によって育まれ、サード(パピルス)に文字が書かれ、膨大な歴史と知識がラー(頭)に蓄えられた。ミスルという言葉にはそのような意味が含まれている。
ペドロ2世にしてはすごいですね。確かにミスルという言葉には水、パピルス、頭という重要な文字が含まれています。
作者の下手な字では分かりにくいかもしれないが、アラビア語のミスルはその形からも深い意味がある。小さな泉から始まった河の流れは文明を育み、長い歴史がパピルスに書かれ、知識として蓄えられていく。短い言葉と文字の流れに雄大な歴史が隠されている。アラビア文字は本当に素晴らしい。
ペドロ2世の説明を聞いていたら、僕ももっとアラビア語やアラビア文字について知りたくなりました。
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