156、アラビア語の長母音(4)

文字数 1,084文字

アラビア語の長母音についての続きです。作品集は下の画像から入ってください。
今日はアラビア語のカイファ、ハールカという言葉について調べてみよう。カイファ(どのような)、ハールカ(あなたの状態)というような意味で、カイファ、ハールカでお元気ですか?という挨拶になる。
これは日常生活でよく使われる言葉なのか?
日本語では敬語が複雑ですが、スペイン語では親しい人(tú)と初対面の人(usted)の区別があるだけです。目上の人、先生などでもよく知っていれば(tú)を使いますし、道であった初対面の人は(usted)になります。
カイファ、ハールカ(お元気ですか)は親しい人でも初対面の人でも使うことができる。
便利な言葉ですね。
まずはカイファ(どのような)という言葉にはどんな文字が含まれている?
カイファはカーフ(k)、ヤー(y)、ファー(f)の3文字です。フェニキア文字、ヘブライ文字ではカフ(掌)、ヨド(手)、ペー(口)に対応します。
まるで医者に健康チェックをされているような文字ばかりだ。カーフ(掌)を広げたりヤー(手)の脈を取ったり、ファー(口)を開けさせられたりして、文句を言われてばかりいた。
それはヴェンツェルが健康管理を怠っているから医者に注意されるのですよ。
確かにカイファ(どのような)という言葉には医者が健康状態を調べる時に使う体の部分の言葉が入っていますね。
カイファ(どのような)を連結形にした時はカーフ(掌)は語頭の形、ヤー(手)は語中、ファー(口)は語尾の形で書いて最後に母音記号ファトハ(a)、スクーン(子音のみ)、ファトハ(a)をつければいい。え、ヤーは連結形では他の字と区別がつかない?そんな時はヤーはアヒルのおもちゃの形と思い出せばよい。アヒルの足は2本、下に2つの点がついているのがヤーだ。
さすがペドロ2世師匠。
ハールカ(あなたの状態)の最後のカーフ(掌)はあなたのという意味になる。
ハールカで使われている文字はハー(h)、アリフ(長母音)、ラーム(l)、カーフ(k)で、それぞれヘト(柵)、アリフ(雄牛)、ラメド(突き棒)、カフ(掌)に対応します。
健康状態を調べるために、雄牛のいる柵を乗り越え、掌に突き棒を持っているのか?
そこまで強引にこじつけなくてもいいと思います。
ハールカを連結形にするには、ハー(柵)を語頭の形にして長母音のアリフで途切れ、ラームを語頭、カーフ(掌)を語尾の形で書いて、最後に母音記号をつければいい、簡単だ。
ここでアラビア語の学習は1回区切り、次回からはポエニ戦争とヘブライ文字の言葉を見て、またアラビア語に戻る予定です。
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