203、ウガリト文字の学習(5)

文字数 897文字

ウガリト文字の学習の続きです。作品集は下の画像から入って下さい。
今日はウガリト文字の5番の字を見ていこう。5番の文字はフェニキア文字、ヘブライ文字の「ギメル」(ラクダ)に対応する。
余はフェニキア文字、ヘブライ文字の中で「ギメル」(ラクダ)という文字が大好きである。なぜならば簡単で書きやすく覚えやすいからである。文字が苦手という者はまずは簡単な字から覚えていくとよい。
簡単というだけでなく、「ギメル」(ラクダ)は砂漠で生活するのにはとても重要な動物です。別のサイトでイスラム教の歴史について学んだ時には「ラクダの戦い」という言葉が出てきました。
ウガリト文字の5番はシンプルだがとても深い意味を持っている。神は人間に対してまずは「アレフ」(雄牛)が飼えるような大地を与え、「ベート」(家)を与え、3番目に「ギメル」(ラクダ)を与えた。これは自分の土地や家に留まるだけでなく、旅に出て多くの人と交わるようにと神が教えているからである。
ペドロ2世は時々信じられない位立派なことを言いますね。
「ギメル」(ラクダ)もまた神から人間に与えられた贈り物である。上の三角は神の国を表し、そこから真っすぐに下りてきた動物が「ギメル」(ラクダ)である。フェニキア文字やヘブライ文字、そしてギリシャ文字もウガリト文字を真似して書こうとしている。
フェニキア文字は大きな物から小さな物へと順番に並んでいますが、神が人間に与えてくれた物と考えることもできますね。そして人間は「ギメル」(ラクダ)を与えられたことで外の世界に出ることができるようになったのだと思います。
余が生きていた時代、遠くに行くためには馬が欠かせなかった。だが古代世界では「ギメル」(ラクダ)がその役割を果たしていたのか。
だが、「ギメル」(ラクダ)というのは馬に比べて乗りにくそうである。
贅沢を言ってはいけない。神から与えられた「ギメル」(ラクダ)によって人間は遠くまで旅することができ、ラクダの背に荷物を乗せ、交易ができるようになった。「ギメル」(ラクダ)は神からの大切な贈り物である。
文字の形から古代の人の生活や世界観まで想像できるなんてすごいです。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

背景色
  • 生成り
  • 水色