217、ウガリト文字の学習(19)

文字数 1,009文字

ウガリト文字の学習についての続きです。作品集は下の画像から入ってください。
今日はウガリト文字の22番の文字を見ていこう。22番の文字はフェニキア文字、ヘブライ文字の「アイン」(目)に対応している。
ウガリト文字の21番がゴチャゴチャしているのに比べて、22番はすっきりしていてわかりやすい。
ウガリト文字の21番がゴチャゴチャしているように見えるのは、真ん中の柱が倒れないように両側で支えているからですよ。他の文字には伝わっていませんが・・・
ウガリト文字の21番で神殿が作られるようになるとたくさんの人が集まるようになった。だから22番のウガリト文字は「アイン」(目)に対応するようになった。
どうして神殿に人がたくさん集まるようになった時の次の文字は目の形をしているのですか?
余は神殿の次は目であるとすぐにわかったが、フアン1世には難しいかもしれない。大勢の人間が集まった時、そこが神殿でも戦場でも松明の光で目だけが輝いて見える。
ペドロ2世の今回のこじ付けは無理があると思います。
22番のウガリト文字は人間ではなく神の目であると考えてはどうですか?「アイン」(目)はフェニキア文字では丸くて人間や動物の目に見えます。でもウガリト文字の場合は切れ長で人間ではなく神の目のように見えます。
なるほど、人間ではなく神の目なのか。
神殿が作られ、神の目に似た形や文字がそこに刻まれた時、人間は神の目を意識して生きていきます。神の目から見て過ちを犯していないか、罪を犯していないか、常に自分に問いかけながら生きるため、秩序が生まれ暮らしは安定します。
余は聖職者を拷問して殺すという大きな罪を犯してしまった。神は余を許すことはなく、亡霊となってしまった。
私は王妃に宮廷を牛耳られてアラゴンの財政を傾けてしまい、死んだ時に王にふさわしい立派な棺を作ってもらうことができずに亡霊になってしまいました。でも今はそれでよかったと思っています。天国へ行く代わりにアラゴン王の祖先やヴェンツェルと一緒に学ぶことができる、これは大きなチャンスです。私たちは当時の価値観、神の目に合う生き方ができずに天国の門から締め出されてしまいました。でも私たちは本当に間違っていたのでしょうか?その時代の価値観や聖職者たちが間違っていたのかもしれません。
今日はフアン1世が突然難しいことを言い出した。
ここの勉強会はどんな意見が出るかわからない、だからおもしろいです。
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