87、ヘブライ文字と発音記号(2)

文字数 1,201文字

ヘブライ文字と発音記号についての続きです。作品集には下の画像から入ってください。
この表は『ヘブライ語入門』の中のヘブライ文字と母音記号を見ながら書いています。
ヘブライ文字のヴェートはフェニキア文字にはないが、フェニキア文字のベートと形も発音もよく似ているので一緒に見ていくことにしよう。ヘブライ文字のベートはヘブライ文字のヴェートにダゲッシュと呼ばれる点がついている。
フェニキア文字のベートはヨットのような形をしていますが、家という意味です。
フェニキア文字の場合は完全包囲されている文字が多い。ベートもまた三角形の部分が完全包囲されている。
なんだその完全包囲というのは?
ペドロ2世は全ての文字を兵士の並べ方で説明しようとしているのですよ。
完全包囲ができるかどうかで戦いの勝敗が決まると言っても過言ではない。例えばポエニ戦争でのカンナエの戦いでは、ハンニバルは見事にローマ軍を包囲して・・・
ペドロ2世、今勉強しているのはフェニキア文字とヘブライ文字についてです。
逆にヘブライ文字は完全包囲を嫌ってどこか隙間があいていたりする。
ヘブライ文字は四角形が基本だから、どこか隙間をあけたり飛び出したりすることで文字の区別をしているのだと思います。
ヘブライ文字のヴェートとベートの違いは三方を囲まれた中に兵士が1人立っているかどうかの違いだから簡単だ。
発音記号の部分も見て欲しい。
ヘブライ文字のヴェートはvの発音のヴェートの文字に、母音記号でエの長母音のツェレー・マレー、そしてヘブライ文字のタヴ、ベートはヘブライ文字のベートがbの発音で後はヴェートと同じです。
何がなんだかさっぱりわからん。
ツェレー・マレーというのはエの長母音である。エの母音記号は兵士2人を横に並べて、さらに長母音は目立つようにユッドの字を入れている。戦場での旗のようなものだ。
なるほど、そうやって覚えるのか。ペドロ2世はレコンキスタの英雄と聞いていたが、戦いでの強さだけでなく思慮深さもあるようだ。
そうでもないです。ペドロ2世は無謀な戦い方をして戦死し、子のハイメ1世はかなり苦労しました。
ヘブライ文字の発音記号を見ると最初の文字にはしっかり長母音の記号がついていますが、最後の文字には母音記号はついていません。
よいところに気が付いた。英語やスペイン語でもそうだが、子音で終わっている単語は発音する時も母音をつけない。ヘブライ語も子音で終わっている単語が多い。
最初は長母音の母音記号でしっかり発音するけど、最後はいつの間にか消えている。まるでペドロ2世のようですね。すごく目立って活躍したのにあっけなく戦死してしまった。
大きな活躍もせず不真面目王と呼ばれて狩りの途中であっけなく死んでいるフアン1世に悪口は言われたくない。
これこれ、お互いに悪口を言うのはやめなさい。ヘブライ文字の母音記号は種類が多いが、実際に使われている記号は限られている。
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